泌尿器科の症状・病気
泌尿器科の症状・病気
成人の場合、約1分間に1mlの尿が作られるため1日の尿量は1,000ml~1,500mlです。ただし、これは飲水量や汗をかくことによって変化します。1日の尿量が3,000ml以上になることを多尿と言います。
昼間の尿の回数が多いことで、一般的には日中に8回以上トイレに行くことを指します。
夜間に排尿のために1回以上起きなければならず、そのことにより困っている状態をいいます。
突然に我慢が出来ないほどトイレ行きたくなるような状態です。台所での水仕事や水の音を聞いたときに急におしっこがしたくなり、漏れそうになることもあります。
自分の意思とは関係なく尿が漏れることを言います。咳やくしゃみなどお腹に急に力が入ったときに漏れる場合は腹圧性尿失禁、尿意切迫感に伴って、自分の意志とは関係なく漏れる場合は切迫性尿失禁と言います。腹圧性尿失禁、切迫性尿失禁がともに認められる場合は混合性尿失禁と言います。
尿の勢いが弱い状態です。
排尿の最中に1回以上途切れる状態です。
排尿の準備が出来てから、排尿開始までに時間がかかる状態です。
膀胱に尿がたまっているにも関わらず、自分の力では排尿出来ない状態です。強い尿意切迫感や下腹部痛、冷汗などを伴います。このような場合は早急に処置が必要なことが多いです。
排尿する時、または排尿が終わったときに下腹部や尿道が痛む状態です。
急激に起こる背中から側腹部にかけての激痛です。悪心、嘔吐、冷汗、顔面蒼白などの症状を伴うこともあります。痛みの部位が移動し、下腹部まで痛みが及ぶこともあります。
主に排尿時に尿道に痛みを感じる状態です。
陰嚢に痛みを感じる状態です。痛みが強い場合は足の付け根(鼠径部)まで痛みが広がることがあります。精巣の腫れを伴うことが多いです。
尿の中に血液(赤血球)が混じる状態で、目で見て明らかな場合を肉眼的血尿といいます。目で見て尿の色は正常であっても尿検査で尿中に血液が含まれている状態を顕微鏡的血尿といいます。また肉眼的血尿は排尿時痛や残尿感などの症状を伴う症候性血尿と自覚症状がなく血尿が唯一の症状である無症候性血尿に分類されます。
尿の中に白血球が混じる状態です。目で見て尿が濁っていることもあります。
精液中に血液が混ざる状態です。鮮血や血の塊が混ざることもあります。
性交できる勃起が得られないか、また勃起しても維持ができず満足な性交が行えない状態をいいます。
多くは無症状で、CTや超音波検査などで偶然発見されます。のう胞の多くは良性で治療の必要がありません。痛みがある場合や腎機能に影響を及ぼすものは治療の対象になります。